COLOR MOTIF
おうど
黄土とは?天然の土性顔料から生まれた「黄土色」
Yellow ochre
黄土は鉄を含む天然の粘土質土壌を原料とする古い顔料です。その土のような黄褐色は「黄土色」という身近な色名になりました。植物由来の黄色とは異なる、土と鉱物の黄色を見ていきます。
黄土色は、土を思わせる落ち着いた黄褐色です。鮮やかな花の黄色とは違い、地面や顔料に結びつく色で、その背景には天然の土性顔料があります。
黄土とはどのような顔料なのか
東京文化財研究所の彩色材料解説では、黄土は天然の粘土質土壌を原料とする土性顔料で、主成分として含水酸化鉄が挙げられています。自然の土を選別し、絵画の黄色材料として利用してきた歴史があります。
土の色は場所によって違う
天然の土は鉄分や粘土鉱物、その他の混合物の割合によって色が変わります。黄色の強いもの、茶色を帯びるもの、赤みを感じるものがあるため、黄土そのものにも一定の色幅があります。
黄土色はどんな色なのか
黄土色は、黄色に茶色や灰みを加えたような穏やかな色です。向日葵色より暗く、芥子色より土の印象が強く、自然素材の背景色として使いやすい色調です。
植物の黄色とは成り立ちが違う
鬱金や刈安は植物から色素を取り出しますが、黄土は土そのものを顔料として利用します。同じ黄系統でも、染料と顔料では材料も使い方も異なります。
古い絵画にも残る土の黄色
黄土は変化しにくい無機顔料として、歴史的な絵画でも利用されてきました。黄土色という言葉は、自然の大地と美術材料の両方につながる色名です。
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黄土と関係する色
代表色や、色名・文化・素材などで直接関係づけた色を表示しています。
出典・確認情報
黄土が天然の粘土質土壌を原料とする土性顔料であることを確認。黄土色は既存色DB odo-iro と関連付ける。

