赤茶
赤茶(あかちゃ)は、茶色を基調に赤みをはっきり含んだ色です。JISの慣用色名では強い黄赤に位置づけられ、赤錆色に近い温かみと落ち着きを併せ持ちます。
※ CMYKはICCプロファイルを使用しない一般的な参考換算値です。印刷条件によって値は異なります。
赤茶の意味
赤茶は、茶色の落ち着きに赤の暖かさを加えた色で、一般には「赤みを帯びた茶色」「赤茶色」と説明されます。JISの色彩規格では強い黄赤として扱われ、単なる暗い赤でも一般的なブラウンでもない中間的な位置づけです。鉄さび、焼いた土、赤みのある木材や革などを連想しやすく、同じ赤茶系でも明度や彩度によってレンガ色、赤錆色、海老茶などとは見え方が異なります。代表HEXはあくまで一つの色見本として、近似色と並べて確認するのが適しています。
赤茶の名前の由来
「赤茶」は構成がそのまま意味を示す記述的な色名で、「赤みのある茶色」を表します。特定の植物や染料一つから生まれた名というより、茶色系統の中で赤みの強さを区別するための呼び方です。現代日本語では「赤茶色」とも言い、また色が褪せたり日に焼けたりした状態を「赤茶ける」と表現することがあります。色名としては、茶の濃淡と赤みを組み合わせる日本語の分かりやすい命名方法の一例です。
赤茶の歴史
茶色系の細かな色分けは日本で長く発達し、とくに江戸時代には「四十八茶百鼠」と呼ばれるほど茶・鼠系の色が多様化しました。日本規格協会のJIS色名解説でも、赤茶は紅海老茶・海老茶・黄茶・灰茶・焦茶・金茶などと並ぶ茶系の慣用色名として挙げられています。ただし現在の語「赤茶」には、伝統染色の一色だけを指すより、赤みを帯びた茶色全般を表す一般色名としての使い方も強くあります。そのため歴史的な茶系文化と、現代の汎用的な色表現を分けて考えるのが安全です。現在はJISの慣用色名にも含まれ、伝統的な茶系語彙を現代の色票で参照できる名称として残っています。
赤茶と文化
赤茶は、江戸の茶色文化を背景に持つ茶系色の一つとして見ることができます。茶色や鼠色は派手さを抑えながら微妙な色味の差を楽しむ色として発達し、衣服や染色の色名が細分化されました。現代では、赤茶は染色だけでなく、髪色、革製品、木材、陶器、塗装、土や錆の色の説明にも使われます。自然素材の質感と結びつきやすいため、和風に限定されず、クラフト感やヴィンテージ感を表す色としても活用されています。
赤茶の印象・イメージ
赤茶は赤の温かさを持ちながら、茶色の低彩度によって刺激が抑えられた印象になりやすい色です。温もり、素朴さ、熟成感、土や木のような自然さを感じさせやすく、鮮やかな赤より落ち着いた雰囲気をつくれます。一方、暗く濁った赤茶は錆や経年変化も連想させるため、重厚・古典的・ヴィンテージといった方向にも振れます。
赤茶の使われ方
ファッションでは革靴、バッグ、アウター、ヘアカラーなどで使われ、黒やベージュ、生成りとの相性が良い色です。インテリアでは木材やレンガ、レザーと組み合わせると自然素材のまとまりを出しやすく、グラフィックでは秋らしさやクラフト感を出すアクセントに向きます。Webで文字色に使う場合は背景とのコントラストを確認し、暗めの赤茶なら白や淡い生成りを組み合わせると読みやすくなります。
資料による色の違い
伝統色や歴史的な色名では、資料や規格によって代表色値が異なることがあります。色しるべでは確認済みの資料値を並べ、代表値との差をΔE00でも比較します。
| 色 | 資料 | HEX | マンセル | 代表値との差 |
|---|---|---|---|---|
| 非公開: JIS慣用色名 公開対応表(マンセル値・RGB(16)) | #AD4E39 | 9R 4.5/9 | ΔE00 0.00 |
赤茶と近い色を数値で比べる
下の「近い色一覧」とは役割を分け、ここでは近い3色について、明るさ・鮮やかさ・色相がどう違うかを比較します。
赤茶に近い色
CIEDE2000による色差ΔE00を使い、色しるべの登録色から近い色を表示します。
赤茶に近い日本の伝統色
赤茶から「もっと○○」な色を探す
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赤茶を使った配色
OKLChを基準に機械的に生成した配色候補です。実際の用途や文字の読みやすさに合わせて調整してください。
赤茶の分類
赤茶の詳細な色彩データ
| HEX | #AD4E39 |
|---|---|
| RGB | 173, 78, 57 |
| CMYK参考値 | 0.0%, 54.9%, 67.1%, 32.2% |
| HSL | 10.9°, 50.4%, 45.1% |
| HSV | 10.86°, 67.05%, 67.84% |
| CIELAB | L* 45.1246 / a* 37.3492 / b* 30.9916 |
| CIELCh | L* 45.1246 / C* 48.5329 / h 39.69° |
| OKLab | L 0.541084 / a 0.107519 / b 0.072219 |
| OKLCh | L 0.541084 / C 0.129522 / h 33.89° |
| 相対輝度 | 0.146284 |
| 白とのコントラスト | 5.35:1 |
| 黒とのコントラスト | 3.93:1 |
| マンセル値 | 9R 4.5/9 |
代表色値の出典・確認情報
マンセル値とRGB(16)を参照。HEXはJIS規格の公式HEXではなく、色しるべのWeb表示用代表値として採用。
赤茶は広い範囲を指し得る一般色名でもあり、メーカーや資料によって代表値が異なります。赤錆色・海老茶・レンガ色など歴史や由来の異なる近似色と同一視せず、個別の色名として比較してください。
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