江戸紫

COLOR ENCYCLOPEDIA#614876
えどむらさき

江戸紫

Edo Murasaki

江戸紫は暗い灰みの青みの紫の日本の伝統色です。JIS慣用色名の公開対応表ではマンセル値 3P 3.5/7、Web表示用参考値 #614876 に対応します。

HEX
#614876
RGB
97, 72, 118
HSL
272.6°, 24.2%, 37.3%
CMYK参考値
17.8%, 39.0%, 0.0%, 53.7%
マンセル値
3P 3.5/7

※ CMYKはICCプロファイルを使用しない一般的な参考換算値です。印刷条件によって値は異なります。

江戸紫の意味

江戸紫は、暗い灰みの青みの紫の色です。色しるべではJIS慣用色名の公開対応値 #614876 を代表値として採用します。 江戸紫を理解するときは、色名の語源・由来と、現在使われる色見本を分けて見ることが大切です。同じ名称でも染料、素材、印刷、ディスプレイでは見え方が変わり、資料ごとに代表値が異なる場合があります。色しるべでは既存の代表色値を変更せず、本文では「どのような色として認識されてきたか」を中心に整理します。

江戸紫の名前の由来

江戸紫は、江戸で染められた青みの強い紫を表す日本の伝統色です。しばしば赤みを帯びる京紫と対比して語られ、都市文化や染色の違いを背景に「江戸らしい紫」として認識されてきました。 日本の伝統色は、染料や素材そのものの色、自然物の見え方、言葉としての用例が重なって定着したものが多く、資料によって色見本に差があります。したがって名称の由来と現在の代表値は分けて理解するのが適切です。

江戸紫の歴史

染色・顔料の実用と結びついて受け継がれてきた色名で、伝統色資料に広く見られます。現代ではJIS Z 8102:2001の慣用色名にも収録されています。 江戸紫は、日本の暮らしや染色・工芸の中で、身近な自然物や素材を手掛かりに認識されてきた色名の一つです。 歴史的な色は、染料の産地、媒染、染め重ね、布地、保存状態、照明によって発色が変わるため、古い染織品と現代のデジタル見本が完全に一致するとは限りません。近代以降は色彩資料や工業的な色名体系の中でも整理され、現在はJIS慣用色名などを通して一般の色名として確認できます。色しるべでは歴史的な名称の背景を尊重しつつ、画面表示用の代表値とは別に考えます。

江戸紫と文化

日本の染色文化と深く関わる色で、和装・染織・工芸の色名として周辺色との違いを理解するうえでも重要です。 江戸の町人文化、歌舞伎、染織、和装などを連想させ、派手さを抑えた粋な紫として使いやすい色です。灰、藍、生成りと合わせると渋く、金や朱を加えると伝統的な華やかさが出ます。 日本の色文化では、季節、植物、動物、染料、器物など具体的なモチーフと色名が結びついています。単独の色見本だけでなく、近い和色や素材との組み合わせを見ることで、この色が持つ文化的な位置づけを理解しやすくなります。

江戸紫の印象・イメージ

江戸紫は、知的、静けさ、信頼、深みといった印象を作りやすい色です。色名の由来となる自然物・素材・文化的背景が連想に影響するため、同じ数値でも使う場面によって受け取られ方は変わります。白や生成りを合わせると軽く見え、黒やチャコールを加えると輪郭が締まります。近い色と並べる場合は明度・彩度・色相差を確認すると、江戸紫らしさを保ちやすくなります。

江戸紫の使われ方

江戸紫は、衣料、雑貨、パッケージ、インテリア、印刷物、Webデザインなど幅広い用途で使えます。由来が植物・鉱物・素材にある色は、そのモチーフを扱う商品や季節テーマのアクセントにも向きます。Webで背景やボタンに使う場合は、代表HEXだけで判断せず実画面で文字とのコントラストを確認してください。この明るさでは江戸紫の上に置く文字色として白系を候補にし、WCAG等の基準に沿って最終確認するのが安全です。

SOURCE COMPARISON

資料による色の違い

伝統色や歴史的な色名では、資料や規格によって代表色値が異なることがあります。色しるべでは確認済みの資料値を並べ、代表値との差をΔE00でも比較します。

資料HEXマンセル代表値との差
非公開: JIS慣用色名 公開対応表(マンセル値・RGB(16))
慣用色名一覧 No.123
#6148763P 3.5/7ΔE00 0.00
COLOR DIFFERENCE

江戸紫と近い色を数値で比べる

下の「近い色一覧」とは役割を分け、ここでは近い3色について、明るさ・鮮やかさ・色相がどう違うかを比較します。

江戸紫
古代紫
古代紫との違い

やや明るい、鮮やかさも近い、色相差は約18.2°、分類は紫系色です。

ΔE006.57明るさ差+0.043クロマ差-0.007色相差18.2°
比較ページで詳しく見る →
江戸紫
ヴァイオレット
ヴァイオレットとの違い

やや明るい、やや鮮やか、色相はかなり近い、分類は青紫系色です。

ΔE007.69明るさ差+0.044クロマ差+0.045色相差4.0°
比較ページで詳しく見る →
江戸紫
菫色
菫色との違い

やや明るい、やや鮮やか、色相はかなり近い、分類は青紫系色です。

ΔE007.69明るさ差+0.044クロマ差+0.045色相差4.0°
比較ページで詳しく見る →
SIMILAR COLORS

江戸紫に近い色

CIEDE2000による色差ΔE00を使い、色しるべの登録色から近い色を表示します。

JAPANESE COLORS

江戸紫に近い日本の伝統色

EXPLORE DIRECTION

江戸紫から「もっと○○」な色を探す

OKLChの明るさ・クロマ・色相を基準に、現在の色から少し方向を変えた登録色を自動で選びます。

COLOR PALETTE

江戸紫を使った配色

OKLChを基準に機械的に生成した配色候補です。実際の用途や文字の読みやすさに合わせて調整してください。

COLOR INDEX

江戸紫の分類

COLOR DATA

江戸紫の詳細な色彩データ

HEX#614876
RGB97, 72, 118
CMYK参考値17.8%, 39.0%, 0.0%, 53.7%
HSL272.6°, 24.2%, 37.3%
HSV272.61°, 38.98%, 46.27%
CIELABL* 34.9717 / a* 20.3333 / b* -22.3284
CIELChL* 34.9717 / C* 30.1993 / h 312.32°
OKLabL 0.447536 / a 0.048999 / b -0.061719
OKLChL 0.447536 / C 0.078804 / h 308.45°
相対輝度0.084841
白とのコントラスト7.79:1
黒とのコントラスト2.70:1
マンセル値3P 3.5/7
Lab・LChはsRGBからD65基準で算出しています。CMYKは印刷プロファイルを指定しない参考換算値です。

代表色値の出典・確認情報

該当箇所慣用色名一覧 No.123
色値確認日2026-09-09

マンセル値とRGB(16)を参照。HEXはJIS規格の公式HEXではなく、色しるべのWeb表示用代表値として採用。

この色についての補足

江戸紫と京紫の差は資料によって説明や色見本に幅があります。歴史的染色物と現代のJIS・Web代表値を完全に同じものとして扱わないでください。

この色をもっと調べる江戸紫