ヘルプマークの赤と白にはどんな意味がある?色とデザインを解説
ヘルプマークは、外見からは分かりにくくても援助や配慮を必要としている人が、周囲にそのことを知らせやすくするためのマークです。赤い長方形の中に、白い十字とハートが配置されたデザインが特徴です。
はじめて読む方へ|まず知っておきたい基本
ヘルプマークの赤地と白い十字・ハートのデザインについて、東京都福祉局の公式ガイドラインを基に解説。色の規定、マークの目的、JIS採用、見かけたときの対応、色や比率を変更してはいけない理由も紹介します。
ヘルプマークは、外見からは分かりにくくても援助や配慮を必要としている人が、周囲にそのことを知らせやすくするためのマークです。赤い長方形の中に、白い十字とハートが配置されたデザインが特徴です。
記事テーマを視覚的に理解するための色見本です。概念に固定の公式色がない場合は教材表示として扱います。
#3F6682#DDB04F#70A477#C96567#7862A1「赤は緊急、白い十字は医療、ハートは思いやりという意味?」と説明されることがありますが、東京都の公式ガイドラインは配色と形を厳密に定めている一方、赤・白・十字・ハートそれぞれへ個別の象徴的意味を公式説明として割り当ててはいません。
ヘルプマークとは?
東京都福祉局によると、ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している人、内部障害や難病の人、妊娠初期の人など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている人が、周囲に知らせることで援助を得やすくするために作成されたマークです。
東京都では2012年から交通機関などでの取り組みを開始し、その後全国へ普及しました。
ヘルプマークは赤地に白い十字とハート
東京都の「ヘルプマーク作成・活用ガイドライン」では、ヘルプマーク本体の赤色と、白い十字・ハート部分の仕様が定められています。
印刷物などでマークを活用する場合、旧版ガイドラインでは背景の赤についてプロセス4色印刷の推奨値としてM100%・Y90%・K10%が示され、図形部分は白色とされています。現行ガイドラインでも本体の赤・白部分は指定された見本どおりに製作するよう求められています。
赤と白には公式な「色の意味」がある?
東京都の公式ページと作成・活用ガイドラインを確認すると、ヘルプマークの目的、対象者、配色、形状、利用方法は詳しく定められています。
一方で、「赤は○○を象徴する」「白は○○を象徴する」という形で、色それぞれの象徴的意味を公式に説明した記述は確認できません。
そのため、赤=緊急、十字=医療などを公式の意味として断定するのは避けた方が適切です。公式に重要なのは、この赤と白のデザイン全体を見て、援助や配慮が必要な人の存在に気づくことです。
なぜ色や形を変えてはいけない?
東京都は、ヘルプマーク画像を利用する場合、縦横比率や色を変更しないよう案内しています。ガイドラインでも、十字・ハートの配置や大きさを変更しないことが定められています。
マークは「見れば同じものだと分かる」ことが重要です。色や比率を自由に変えてしまうと、全国共通の案内用図記号としての認識性を損ねる可能性があります。
ヘルプマークはJISに採用された全国共通マーク
東京都福祉局によると、ヘルプマークは2017年7月20日にJIS Z8210(案内用図記号)へ追加され、全国共通のマークになりました。
東京都以外でも全道府県で導入されており、居住する自治体などから受け取れる仕組みが整っています。
ヘルプマークを見かけたらどうすればいい?
東京都は、ヘルプマークを身につけた人を見かけた場合、電車やバスで席を譲る、困っているようであれば声をかけるなど、思いやりのある行動を求めています。
ヘルプマークをつけている理由は人によって異なります。外見だけで必要な支援内容を推測せず、困っている様子があれば「何かお手伝いできますか」と確認するのが基本です。
誰でも勝手にデザインを作り変えていい?
ヘルプマークは東京都がガイドラインを公開しており、企業・自治体などが活用する際にはデザインルールを守る必要があります。マーク上に文字や絵を追加したり、縦横比を変更したりすることは禁止されています。
啓発物などへ利用する場合は、東京都の「ヘルプマーク作成・活用ガイドライン」を確認してください。
まとめ|赤と白は公式デザインとして守ることが重要
ヘルプマークは、援助や配慮を必要とする人が周囲へ知らせやすくするための全国共通マークです。赤い背景に白い十字とハートという配色・配置は公式ガイドラインで定められています。
一方、「赤にはこの象徴的意味、白にはこの意味」と個別に公式説明されているわけではありません。色の意味を推測するより、マーク全体の目的を知り、見かけたときに必要な配慮へつなげることが大切です。











