色の研究・データ利用|出典・色値比較・CIEDE2000・CSV・JSON API

研究・検証・引用の入口

色の「値」だけでなく、
出典・条件・資料差まで追える研究基盤へ

色しるべでは、代表色値を唯一の絶対値として扱わず、どの資料に基づく値なのか、同じ色名に別の値があるのか、どの計算条件で比較したのかを切り分けます。研究・教育・制作で再確認できるよう、出典ライブラリ、資料別色値、CSV、JSON API、色差計算を一つの入口からたどれるようにします。

1,406 資料別色値レコード
1,406 APIページ数
公開中 研究データAPI

何を確認したいかで入口を分ける

「色名」「代表HEX」「規格」「資料差」「計算値」を同じものとして扱わないのが研究利用の出発点です。

CIELAB 色差計算|ΔE76 と CIEDE2000

Lab値を直接入力して2つの色差式を比較します。RGBやHEXからの変換条件を混ぜないため、この計算機では入力をCIELABに限定しています。

色差計算機

CIEDE2000は、CIELAB上の単純なユークリッド距離より、知覚的な色差との対応を改善するための補正を含む式です。用途別の合否基準はここでは決めません。

Color 1

Color 2

ΔE76—CIELABの直線距離
ΔE00—CIEDE2000
ΔL*—明るさ方向
Δa*—緑 ↔ 赤方向
Δb*—青 ↔ 黄方向
数値の読み方:値が大きいほど、この式上の差は大きくなります。ただし「ΔE00が○以下なら必ず合格」のような普遍的な閾値は置きません。許容差は製品、工程、観察条件、契約仕様などで異なります。
DATASET STATUS

研究データの収録状況を、件数と範囲で公開

色しるべの研究データが「どこまで収録され、どこまで確認されているか」を 現在のデータベースから動的に集計しています。

1,662 公開色 iro_color の公開レコード
1,406 資料別色値 1,406件を検証済み
1,050 資料別値を持つ色 公開色の 63.2%
1,050 / 1,050 研究対象色の収録 100.0%|誕生色自動生成を除外
256 複数資料で比較可能 2資料以上を持つ色
100 3資料以上で比較可能 3つ以上の出典値を持つ色
26 公開出典マスター 26件を書誌確認済み
100.0% 出典確認率 現在の公開出典に対する確認状態
資料別色値の収録範囲 63.2%
研究対象色の資料別色値カバー率 100.0% 誕生色の自動生成 612色は研究対象の分母から除外
資料別色値の検証状態 100.0%
データセット識別子 7704f3ba8c4a5f8983b433778a829418b5dcfd28fe31e263327e7e872e625322 同じ識別子なら、資料別色値データの内容は同じ状態です。
この数値は「品質点」ではありません。

「公開色ベースの収録率」は、誕生色の自動生成ページを含む全公開色を分母にしています。 一方、「研究対象色のカバー率」は、軽量・noindex運用の誕生色自動生成ページを除外した研究対象色だけを分母にしています。 どちらも品質点ではなく、出典の性格、一次資料性、測色条件、版、資料差は別に確認する必要があります。

CSV・JSON APIで資料別色値を確認する

CSV

表計算・統計処理・手元での監査に使いやすい形式です。色名、採用値、出典、資料別HEX、マンセル値、ΔE00などの項目を確認できます。

JSON API

プログラムから資料別色値を取得する入口です。レスポンス内にレコード数と計算方法も含め、データ利用時に前提を追いやすくしています。

JSON APIを見る
APIの計算条件を取得中…
API EXPLORER

資料別色値APIを、その場で検索してレスポンスを確認

色名・出典名・HEXで検索し、返る件数とJSONの形を確認できます。 研究・検証・外部ツール連携の前に、APIの使い方をブラウザ上で試せます。

現在の検索条件から利用コードを自動生成 URLと同じ条件を curl / JavaScript / Python で再現できます。

同じURLを保存すれば、同じ検索条件を再利用できます。データ件数や内容はデータベース更新により将来変化するため、研究記録では取得日も一緒に残してください。

現在の条件をCSVで保存 検索条件に一致する全件を、取得日時・出典・資料別色値・ΔE00・検証状態つきで保存します。
研究再現マニフェスト 現在の検索条件・結果件数・APIスキーマ・データセット識別子・取得日時を1つのJSONにまとめます。
条件を選んで「検索する」を押してください。
利用できる主なパラメータ q色名・出典名・HEX source_id出典ID value_typedigital_reference / standard verified1 / 0 pageページ番号 per_page1〜100件
API検索結果は色の「正解ランキング」ではありません。 出典ごとの記録値を検索するための入口です。 資料の性格・版・測色条件・第三者対応表かどうかは、各出典詳細で確認してください。
DATA DICTIONARY

研究データの「列の意味」を、機械可読スキーマとして公開

CSVやAPIを外部分析へ持ち出したあとでも、各フィールドの型・意味・注意点を確認できます。スキーマ自体にもSHA-256識別子を付けています。

Schema1.0.0
Schema SHA-256acef1fb015bc79dd5fdffd2b35d5264a350e5cd97008b94c2835283ff264f6d2
Dataset revision7704f3ba8c4a5f8983b433778a829418b5dcfd28fe31e263327e7e872e625322
フィールド型意味
color_name string 色しるべ上の色名。
adopted_hex hex_srgb 色しるべが表示・比較用に採用している代表HEX。
source_name string 出典マスター名。
variant_hex hex_srgb その出典に記録している資料別HEX。
munsell string 出典に記録がある場合のマンセル表記。
value_type enum 値の性格を示す分類。
delta_e00_from_adopted number|null 資料別HEXと採用HEXのCIEDE2000色差。HEXをsRGBとして扱う比較値。
verified boolean 資料別色値レコードの内部確認フラグ。
JSONデータ辞書を開く
特に重要: adopted_hexは「公式HEX」を意味しません。verifiedも出典の権威性ランキングではありません。ΔE00はHEXをsRGBとして扱った比較値で、物体色の実測差そのものではありません。

研究利用で分けて考える4つ

01 NAME色名

同じ名称でも、規格・文化・分野・資料によって指す範囲や代表値が一致しないことがあります。

02 VALUE色値

HEX・RGBは表示用の数値です。物体色の規格値、測色値、マンセル表記などと同一視しません。

03 SOURCE出典

一次資料、規格、技術仕様、調査データ、第三者対応表では証拠の性格が異なります。

04 CONDITION条件

色差や変換値は、色空間、白色点、観察条件、変換方法などの条件とセットで扱います。

重要:色しるべ上の代表HEXは、物理的な紙・塗料・染料・顔料・製品色をそのまま保証する「公式HEX」ではありません。規格値や原資料がある場合は、その資料の定義を優先して確認してください。また、第三者の「JIS対応表」はJIS規格本文そのものではありません。

参考文献・検証先

ISO/CIE 11664-6:2022 — CIEDE2000 Colour-Difference FormulaCIEDE2000の現行規格情報。CIE公式ページ
Sharma, Wu & Dalal (2005)CIEDE2000の実装上の注意と検証用テストデータ。実装資料・テストデータ
色しるべ 出典ライブラリサイト内で参照している規格・技術仕様・公開データ・第三者資料を出典単位で確認できます。出典ライブラリへ
資料による色値の違い同じ色名に複数の色値があるケースを、出典付きで横断比較します。比較ページへ
3資料以上で比較できる色3資料以上の色値がある色を対象に、最大差・中央値・最も離れた資料ペアを確認できます。3資料比較ページへ
色しるべ「研究・データ利用」 https://ironoshirube.com/research/

RESEARCHER LENS

研究者の公開研究から色を見る

同じ色データでも、色知覚・測色・色名・照明・文化など研究分野によって見る角度が変わります。研究者ごとの公開論文をSourceへつなぎ、研究条件とサイト側の分析を分けて整理します。