山内泰樹

山内泰樹

Yasuki Yamauchi

山形大学 教授(研究者総覧・専攻教員紹介掲載)

公開資料を確認済み 確認日 2026-09-28
このページについて

公開論文・研究資料を色しるべ側で整理した研究環境です。研究者本人による監修・推薦・公式見解を示すものではありません。論文の結果と、色しるべ側の分析・可視化は区別して扱います。

PROFILE

研究者プロフィール

山内泰樹は、視覚情報処理・色彩科学を専門とし、色覚メカニズム、色覚の個人差、等色関数、色の見え、色再現、照明などを扱う研究者です。公開研究には、L/M錐体比の個人差、2色覚者の色記憶、色の見えや色再現の心理物理学的評価、表面色モード知覚、照明変化下の色カテゴリーなどが含まれます。

RESEARCH THEMES

研究テーマ

心理物理学 照明・光源推定 等色関数・測色 色の見え 色再現 色覚・色知覚 色覚の個人差 色覚多様性 色記憶
FOCUS

公開研究から見える主な研究軸

・色覚の個人差:L/M錐体比、等色関数、観察者間差
・色の見え:心理物理実験を用いた色知覚の定量化
・色再現:異なる色域・彩度条件で同じ印象を与える色の評価
・色記憶:2色覚者と3色覚者、周辺刺激条件による色弁別・記憶特性
・測色・等色関数:標準観察者だけでは捉えにくい個人差の扱い
・照明:照明条件下での色知覚・色カテゴリー・快適性

METHODS

研究方法・実験条件を見る

・刺激を提示し観察者応答を記録する心理物理実験
・色弁別・色記憶課題
・カテゴリカル・カラーネーミング
・L*a*b*などの色空間上での閾値比較
・等色関数・錐体比・分光視感効率に関する評価
・異なる色域や彩度条件での色の見え・色再現評価

IROSHIRUBE LENS

色しるべでは、この研究をどう使うか

色しるべでは、山内研究を『同じ測色値でも観察者によって見えが異なる』『標準的な等色関数だけでは個人差を完全には表せない』『色再現は数値一致だけでなく見えの一致を評価する必要がある』という研究レンズとして使います。内川Researcher Lensが色恒常性・照明推定・色カテゴリーを強く扱うのに対し、山内Lensでは色覚個人差、等色関数、色記憶、色再現を補強します。

SOURCES

主要論文・研究資料

Yamauchi 2024|色の見えや色再現に関する心理物理学的アプローチを用いた研究紹介

山内 泰樹 / 2024 / DOI 10.4011/shikizai.97.375

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Hattori & Yamauchi 2011|周辺刺激の呈示条件に対する2色覚者の色記憶特性

服部 鷹; 山内 泰樹 / 2011 / DOI 10.11485/itetr.35.51.0_25

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Yamauchi 2009|生体網膜上の錐体比の測定

山内 泰樹 / 2009 / DOI 10.11432/jpnjvissci.30.57

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Yamauchi & Uchikawa 1999|輝度勾配刺激に対する表面色モード知覚の限界輝度条件

山内 泰樹; 内川 惠二 / 1999 / DOI 10.24636/vision.11.1_1

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Morimoto et al. 2023|Invariant categorical color regions across illuminant change coincide with focal colors

Takuma Morimoto; Yasuki Yamauchi; Keiji Uchikawa / 2023 / DOI 10.1167/jov.23.2.7 / PMID 36780150

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RESEARCH EVIDENCE MATRIX

研究条件を横断比較する

論文タイトルだけでなく、何を問い、何を刺激にし、どんな条件を比較し、どこまで言えるのかを並べて確認します。

年 研究 研究課題 刺激・観察者 操作条件 主要結果 色しるべでの利用
2024 Yamauchi 2024|色の見えや色再現に関する心理物理学的アプローチを用いた研究紹介 Source → 色の見え・色再現を心理物理学的に評価するとき、色覚の個人差や等色関数の違いをどのように扱えるか。また、異なる色域・彩度条件で見えの一致をどのように評価できるか。 山内研究室で扱われてきた色覚・色再現研究をまとめた総説。等色関数の個人差、色の見え、異なる色域・彩度条件での色再現評価を紹介。
複数の既発表研究を紹介する総説。個別研究の観察者数・採用条件は各原著を参照。
心理物理実験を中心に、刺激呈示と観察者応答を記録。個人差の定量化では等色関数とその要因、色再現では異なる彩度でも同じ印象を与える軌跡(トレンドライン)とそこからの乖離を評価。 色覚個人差は等色関数やその背景要因を通じて定量化できること、色再現では数値上の一致だけでなく『同じ印象の見え』を評価する指標が必要であるという研究方向を整理している。 色しるべの色差・色再現ツールに『標準観察者だけでは表現できない個人差』と『数値一致と見えの一致は別問題』という注意レイヤーを追加する基礎Source。将来のObserver Lensや色再現比較ツールへ接続。
2011 Hattori & Yamauchi 2011|周辺刺激の呈示条件に対する2色覚者の色記憶特性 Source → 2色覚者の継時的な色記憶・色弁別は、周囲刺激の有無によってどのように変化するか。 L*a*b*色空間上の4つのテスト色。周囲刺激なし(一様灰色)と、等輝度からなる8色の周囲刺激あり条件。
2色覚者を対象に継時的色弁別を測定。参照実験として3色覚者でも検出閾値を測定。詳細人数は原文参照。
継時的に提示される2刺激が同一かどうかを判断し、色変化の検出閾値を求める。周囲刺激なし/ありを比較し、Δa*・Δb*を条件間で比較。 周囲刺激条件が2色覚者の色記憶・色弁別特性に与える影響を検討し、3色覚者との比較を通じて知覚特性の違いを考察する研究。 色覚多様性シミュレーションを『見えの再現』だけで終わらせず、色記憶・周囲条件・継時比較という実験軸へ広げる。アクセシビリティ記事や色比較ツールの注意レイヤーに接続。
2009 Yamauchi 2009|生体網膜上の錐体比の測定 Source → L錐体とM錐体の存在比は人によってどの程度異なり、その比率を生体でどのように推定・測定できるか。 生体網膜の錐体構造・分光視感効率。補償光学による網膜像、ERG、遺伝子解析などの測定アプローチを概説。
複数研究の知見を扱う総説。個別研究の被験者条件は各原著参照。
補償光学による網膜像撮影と、ERGで求めた分光視感効率をL/M錐体のピーク感度で重み付けして近似する方法などを比較。 L/M錐体比は被験者間で大きく異なることが示され、異なる測定方法間にも高い相関が報告されている。 『標準観察者』を単一の人間モデルと誤解しないための基礎Evidenceとして使用。将来のObserver Lensで、個人差・錐体比・等色関数の関係を説明する入口にする。
1999 Yamauchi & Uchikawa 1999|輝度勾配刺激に対する表面色モード知覚の限界輝度条件 Source → 刺激や周囲に輝度勾配があるとき、表面色モードから開口色モードへ移る限界輝度はどのように変化するか。 CRT上のテスト刺激とMondrian型周囲刺激。上向き/下向きの輝度勾配、複数の勾配方向と周囲配置。
観察者がテスト色の輝度を調整する心理物理実験。詳細人数は原文参照。
テスト刺激と周囲刺激の輝度勾配方向、周囲配置を操作。観察者はテスト色が部分的に開口色モードに見え始める限界まで輝度を調整。 限界輝度は単純な輝度勾配の有無だけでは大きく変わらず、テスト刺激の勾配方向が周囲と反対の場合には限界が低下した。視覚系が照明勾配を割り引いて表面色を知覚する可能性が示唆された。 内川Lensの『照明を割り引く色恒常性』と、山内Lensの『色の見え・表面色モード』をつなぐ共有Source。Researcher Comparisonで共通研究の実例として扱う。
2023 Morimoto et al. 2023|Invariant categorical color regions across illuminant change coincide with focal colors Source → 照明が変化しても比較的安定して維持される色カテゴリー領域は、focal colorsとどのような関係にあるか。 複数の照明条件下で提示される色刺激。色カテゴリー領域とfocal colorの位置関係を分析。
観察者による色カテゴリー判断を含む実験。詳細な人数・条件は原文参照。
照明条件を変え、色カテゴリーの領域がどの程度維持されるかを比較。focal colorsとの対応を検討。 照明変化に対して不変性の高い色カテゴリー領域がfocal colorsと対応するという結果を報告している。 色名正本・色系統HUB・代表色選定に『単なるHEX中心値』ではなく、カテゴリー内の代表性と照明変化への安定性という研究軸を加える。
CONNECTED CONTENT

この研究レンズにつながる色しるべ

LIMITATIONS

この研究レンズを使うときの注意

このResearcher Lensは公開論文・研究紹介を色しるべ側で整理したものです。山内泰樹本人の監修・推薦・公式見解を示すものではありません。色覚個人差・2色覚・等色関数・色再現に関する結果は、観察者群、刺激、表示機器、色空間、周辺条件などに依存します。標準観察者と個人観察者を混同せず、各Sourceの条件を確認して使います。

NEXT

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