鬱金とは?根茎の黄色から生まれた「鬱金色」と染料文化

COLOR MOTIF
うこん

鬱金とは?根茎の黄色から生まれた「鬱金色」と染料文化

Turmeric / Curcuma longa

ウコンは根茎が鮮やかな黄色を持ち、香辛料だけでなく染料としても利用されてきました。その強い黄色に由来する「鬱金色」と、植物の色材としての特徴を解説します。

カレーの香辛料として知られるウコンは、色の世界でも重要な植物です。根茎から得られる強い黄色は染料にも使われ、「鬱金色」という色名に結びついています。

ウコンとはどのような植物なのか

ウコンはショウガ科の多年草で、学名はCurcuma longaです。国立科学博物館の筑波実験植物園では、インド原産で、香辛料と染料に利用される植物として紹介されています。

黄色のもとは根茎にある

ウコンで強く色づくのは地下の根茎です。乾燥して粉末にすると鮮やかな黄色が現れ、ターメリックとして食品にも利用されます。花の見た目ではなく、植物内部の色材が色名につながる点が特徴です。

鬱金色はどんな黄色なのか

鬱金色は、黄の中でも力強く、わずかに橙を感じることのある鮮やかな色です。山吹色と近く見える場合がありますが、由来は花ではなくウコンという染料・香辛料植物です。

染料として使うと発色には幅が出る

植物染料は、濃度、繊維、染色時間などで見え方が変わります。鬱金色の代表値は比較のための基準であり、ウコンで染めたすべての布が同じ色になることを意味しません。

食と染色をつなぐ黄色

ウコンは食材と色材の両方に使われるため、鬱金色には生活文化との距離の近さがあります。刈安色や黄檗色と並べると、同じ黄系でも原料植物が異なり、それぞれ別の染色文化を持つことが分かります。

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鬱金と関係する色

代表色や、色名・文化・素材などで直接関係づけた色を表示しています。

出典・確認情報

ウコンの学名・原産・香辛料および染料用途を確認。鬱金色は既存色DB ukon-iro と関連付ける。