アンバー

COLOR ENCYCLOPEDIA#AA7A40
あんばー

アンバー

Amber

アンバーは、琥珀を思わせる黄みから橙みを含んだ褐色です。宝石・化石樹脂の amber に由来する色名で、温かい金茶系の色として使われる一方、顔料の umber とは語源も意味も異なります。

HEX
#AA7A40
RGB
170, 122, 64
HSL
32.8°, 45.3%, 45.9%
CMYK参考値
0.0%, 28.2%, 62.4%, 33.3%
マンセル値
8YR 5.5/6.5

※ CMYKはICCプロファイルを使用しない一般的な参考換算値です。印刷条件によって値は異なります。

アンバーの意味

アンバーは英語 amber、すなわち琥珀に由来する色名で、一般に黄色みを帯びた茶色、金色寄りの褐色を指します。コトバンクではJISの色彩規格上「くすんだ赤みの黄」とされ、琥珀色と近い色として説明されます。ただし「アンバー」には英語 umber という褐色顔料をカタカナ化した別語も存在し、辞書では amber と umber が別項目として示されます。色名として琥珀を意味する場合は amber であり、顔料のアンバー/ウンバーとは区別が必要です。色しるべでは琥珀色と代表HEXを共有していますが、資料によって両者をわずかに異なる数値で示すことがあります。

アンバーの名前の由来

色名の amber は、宝石として利用される琥珀の英語名に由来します。琥珀は古代の樹脂が化石化した有機物で、GIAによると一般的な色は黄色、オレンジ、褐色で、赤や緑、青などの例もあります。そのため「アンバー色」は琥珀の中でも典型的な黄褐色・黄金褐色を抽象化した色名です。なお umber は鉄やマンガンを含む天然の褐色顔料を指す別の英語で、日本語では同じ「アンバー」と書かれることがあります。語源が異なるため、色名の意味を確認するときは amber(琥珀)か umber(顔料)かを区別します。

アンバーの歴史

琥珀は先史時代から装飾品や交易品として利用され、GIAはバルト海地域の琥珀交易が新石器時代にまでさかのぼることを紹介しています。古代ギリシアやローマでも珍重され、長い歴史の中で黄色から橙褐色の透明感ある見た目が「amber」という色の基準になりました。近代には英語の色名として服飾、照明、ガラス、信号灯などへ広がり、日本語でも「アンバー」が定着しました。現在は宝石そのものだけでなく、照明の暖色、透明樹脂、ボトルガラス、ウイスキーのような液体の色などにも使われる汎用的な黄褐色名になっています。

アンバーと文化

アンバーは宝飾と強く結びつく一方、照明文化でも重要な色です。暖かい琥珀色の光は夕日や炎を連想させ、舞台照明、室内照明、車両のランプなどで暖色の光を示す言葉として使われます。透明感のあるガラスや樹脂では、同じアンバーでも背景光によって見え方が変わります。宝石由来の高級感と、自然素材の温かさの両方を持つため、クラシックから現代的なデザインまで利用範囲が広い色名です。

アンバーの印象・イメージ

アンバーは暖かさ、熟成感、落ち着き、やわらかな高級感を出しやすい色です。黄色より深く、一般的な茶色より光を感じさせるため、秋らしい配色やヴィンテージ感にも向きます。濃紺、黒、深緑と合わせると重厚に、生成りや白と合わせると明るいナチュラル配色になります。

アンバーの使われ方

パッケージ、飲料、化粧品、照明、アクセサリー、Webのアクセント色などに使いやすい色です。透明素材を表現するときは単一のベタ色だけでなく、濃淡やハイライトを加えると琥珀らしさが出ます。文字色として使う場合は明度が中程度なので、白・黒のどちらが読みやすいか代表値ごとに確認してください。

SOURCE COMPARISON

資料による色の違い

伝統色や歴史的な色名では、資料や規格によって代表色値が異なることがあります。色しるべでは確認済みの資料値を並べ、代表値との差をΔE00でも比較します。

資料HEXマンセル代表値との差
非公開: JIS慣用色名 公開対応表(マンセル値・RGB(16))
慣用色名一覧 No.190
#AA7A408YR 5.5/6.5ΔE00 0.00
COLOR DIFFERENCE

アンバーと近い色を数値で比べる

下の「近い色一覧」とは役割を分け、ここでは近い3色について、明るさ・鮮やかさ・色相がどう違うかを比較します。

アンバー
琥珀色
琥珀色との違い

明るさは近い、鮮やかさも近い、色相はかなり近い色です。

ΔE000.00明るさ差0.000クロマ差0.000色相差0.0°
比較ページで詳しく見る →
アンバー
Tan Brown
Tan Brownとの違い

明るさは近い、鮮やかさも近い、色相はかなり近い、分類は橙系色です。

ΔE002.21明るさ差+0.011クロマ差-0.009色相差1.5°
比較ページで詳しく見る →
アンバー
Leather
Leatherとの違い

明るさは近い、鮮やかさも近い、色相はかなり近い色です。

ΔE002.63明るさ差-0.011クロマ差+0.010色相差2.8°
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SIMILAR COLORS

アンバーに近い色

CIEDE2000による色差ΔE00を使い、色しるべの登録色から近い色を表示します。

JAPANESE COLORS

アンバーに近い日本の伝統色

EXPLORE DIRECTION

アンバーから「もっと○○」な色を探す

OKLChの明るさ・クロマ・色相を基準に、現在の色から少し方向を変えた登録色を自動で選びます。

COLOR PALETTE

アンバーを使った配色

OKLChを基準に機械的に生成した配色候補です。実際の用途や文字の読みやすさに合わせて調整してください。

COLOR INDEX

アンバーの分類

色系統
国・地域
規格・色体系
COLOR DATA

アンバーの詳細な色彩データ

HEX#AA7A40
RGB170, 122, 64
CMYK参考値0.0%, 28.2%, 62.4%, 33.3%
HSL32.8°, 45.3%, 45.9%
HSV32.83°, 62.35%, 66.67%
CIELABL* 54.9042 / a* 12.4315 / b* 38.5898
CIELChL* 54.9042 / C* 40.5428 / h 72.14°
OKLabL 0.615833 / a 0.033493 / b 0.089840
OKLChL 0.615833 / C 0.095880 / h 69.55°
相対輝度0.228353
白とのコントラスト3.77:1
黒とのコントラスト5.57:1
マンセル値8YR 5.5/6.5
Lab・LChはsRGBからD65基準で算出しています。CMYKは印刷プロファイルを指定しない参考換算値です。

代表色値の出典・確認情報

該当箇所慣用色名一覧 No.190
色値確認日2026-09-08

マンセル値とRGB(16)を参照。HEXはJIS規格の公式HEXではなく、色しるべのWeb表示用代表値として採用。

この色についての補足

amber(琥珀)と umber(褐色顔料)は日本語表記がともに「アンバー」になる場合があります。色しるべの本ページは琥珀由来の Amber を対象とします。琥珀色との共有HEXは確認済みです。

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