マゼンタ

COLOR ENCYCLOPEDIA#D13A84
まぜんた

マゼンタ

Magenta

マゼンタは、鮮やかな赤紫を表す色名で、近代の合成染料とイタリアの地名マゼンタに由来します。印刷ではシアン・イエローと並ぶ減法混色の主要色です。

HEX
#D13A84
RGB
209, 58, 132
HSL
330.6°, 62.1%, 52.4%
CMYK参考値
0.0%, 72.3%, 36.8%, 18.0%
マンセル値
5RP 5/14

※ CMYKはICCプロファイルを使用しない一般的な参考換算値です。印刷条件によって値は異なります。

マゼンタの意味

マゼンタは赤と紫の中間に位置する鮮やかな赤紫系の色です。JISの慣用色名でも「あざやかな赤紫」と説明され、印刷や画像処理ではシアン、イエローとともに減法混色の基本となる色として扱われます。日常の色名では濃いピンクやフューシャに近く見えることもありますが、印刷のプロセスマゼンタ、CSSのmagenta、製品色のマゼンタは用途ごとに色値が異なる場合があります。

マゼンタの名前の由来

「magenta」という名称は、19世紀に登場したアニリン系の赤紫色染料の呼称が、1859年に北イタリアのマゼンタ付近で行われた戦いにちなみ改名されたことに由来します。染料そのものはフクシンとも呼ばれ、強い赤紫の発色が新しい色名として定着しました。したがってマゼンタは植物や鉱物に由来する古い色名ではなく、近代化学と社会史が結びついて生まれた比較的新しい色名です。

マゼンタの歴史

19世紀の合成染料の発達は、衣服や印刷で使える鮮烈な色の種類を大きく増やしました。マゼンタもその時代を象徴する色の一つで、天然染料では得にくかった強い赤紫が広く流通する契機になりました。その後、色彩科学や印刷技術の体系化の中で「マゼンタ」は減法混色の主要色名として重要性を増し、現在のCMYK印刷ではC・M・Y・KのMとして用いられます。デジタル分野でもCSSのmagentaは名前付き色として定義され、現代的な色名として定着しています。

マゼンタと文化

マゼンタは、ファッション、印刷、広告、舞台照明、デジタルアートなど、強い視覚効果を求める分野で使われます。赤のエネルギーと紫の非日常性をあわせ持つため、ポップ、エレクトリック、創造的といった現代的なイメージを作りやすい色です。一方、印刷技術では感覚的なイメージとは別に、他のインキと組み合わせて幅広い色を再現する技術的な基準色として機能しています。

マゼンタの印象・イメージ

非常に目を引きやすく、活動的、華やか、個性的、デジタル的な印象を与えます。明度や彩度が高いマゼンタは刺激が強いため、広い面積よりアクセントとして使うと扱いやすく、白や黒と合わせると色の輪郭がはっきりします。濃いネイビーやチャコールと合わせれば洗練された印象、シアンと組み合わせれば印刷やネオンを思わせる鮮烈な配色になります。

マゼンタの使われ方

広告の強調色、化粧品、ファッション、ロゴ、イベントビジュアル、Webのボタンや通知など、注目を集めたい箇所に適しています。印刷ではプロセスカラーの基礎色として使われ、他のインキとの重ね合わせで赤・紫・青などを作ります。画面表示のマゼンタと印刷インキのマゼンタは再現方式が異なるため、ブランドカラーなどで厳密さが必要な場合はRGB・CMYK双方の指定を確認してください。

SOURCE COMPARISON

資料による色の違い

伝統色や歴史的な色名では、資料や規格によって代表色値が異なることがあります。色しるべでは確認済みの資料値を並べ、代表値との差をΔE00でも比較します。

資料HEXマンセル代表値との差
非公開: JIS慣用色名 公開対応表(マンセル値・RGB(16))
慣用色名一覧 No.253
#D13A845RP 5/14ΔE00 0.00
COLOR DIFFERENCE

マゼンタと近い色を数値で比べる

下の「近い色一覧」とは役割を分け、ここでは近い3色について、明るさ・鮮やかさ・色相がどう違うかを比較します。

マゼンタ
躑躅色
躑躅色との違い

明るさは近い、鮮やかさも近い、色相も近い色です。

ΔE003.31明るさ差-0.002クロマ差-0.013色相差5.6°
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マゼンタ
牡丹色
牡丹色との違い

明るさは近い、鮮やかさも近い、色相も近い色です。

ΔE004.02明るさ差-0.001クロマ差-0.006色相差7.8°
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マゼンタ
ローズレッド
ローズレッドとの違い

明るさは近い、やや穏やか、色相も近い色です。

ΔE004.63明るさ差-0.003クロマ差-0.027色相差7.2°
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SIMILAR COLORS

マゼンタに近い色

CIEDE2000による色差ΔE00を使い、色しるべの登録色から近い色を表示します。

JAPANESE COLORS

マゼンタに近い日本の伝統色

EXPLORE DIRECTION

マゼンタから「もっと○○」な色を探す

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COLOR PALETTE

マゼンタを使った配色

OKLChを基準に機械的に生成した配色候補です。実際の用途や文字の読みやすさに合わせて調整してください。

COLOR INDEX

マゼンタの分類

色系統
国・地域
規格・色体系
COLOR DATA

マゼンタの詳細な色彩データ

HEX#D13A84
RGB209, 58, 132
CMYK参考値0.0%, 72.3%, 36.8%, 18.0%
HSL330.6°, 62.1%, 52.4%
HSV330.60°, 72.25%, 81.96%
CIELABL* 49.7994 / a* 64.1247 / b* -6.7999
CIELChL* 49.7994 / C* 64.4842 / h 353.95°
OKLabL 0.593235 / a 0.196678 / b -0.017126
OKLChL 0.593235 / C 0.197422 / h 355.02°
相対輝度0.182474
白とのコントラスト4.52:1
黒とのコントラスト4.65:1
マンセル値5RP 5/14
Lab・LChはsRGBからD65基準で算出しています。CMYKは印刷プロファイルを指定しない参考換算値です。

代表色値の出典・確認情報

該当箇所慣用色名一覧 No.253
色値確認日2026-09-09

マンセル値とRGB(16)を参照。HEXはJIS規格の公式HEXではなく、色しるべのWeb表示用代表値として採用。

この色についての補足

色名としてのマゼンタ、CSS named color のmagenta、印刷用プロセスマゼンタは同名でも用途により色値が異なります。色しるべでは代表値と各資料の値を分けて確認してください。

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