黄檗とは?鮮黄色の樹皮から生まれた「黄檗色」と植物染め

COLOR MOTIF
きはだ

黄檗とは?鮮黄色の樹皮から生まれた「黄檗色」と植物染め

Amur cork tree / Phellodendron amurense

キハダは樹皮の内側が鮮やかな黄色を示す樹木で、その樹皮は染料にも利用されてきました。「黄檗色」という色名を、木の特徴と染色用途から見ていきます。

黄檗色は、少し緑みを感じる明るい黄色です。その名のもとになったキハダは、樹皮の内側に鮮やかな黄色を持つ樹木です。

キハダとはどのような木なのか

森林総合研究所九州支所によると、キハダはミカン科キハダ属の落葉高木で、学名はPhellodendron amurenseです。北海道から九州まで分布し、樹皮の内側が鮮黄色を呈します。

名前そのものが黄色い樹皮を示す

「キハダ」は黄色い肌、つまり黄色い樹皮に由来する名称と説明されています。木の外側は淡い灰褐色でも、内皮を見れば強い黄色が現れるため、植物の内部色が名前にも色文化にもつながっています。

樹皮は黄色染料として使われる

キハダの樹皮は染料として利用されます。植物の一部を煎じて色を取り出す点では、刈安や鬱金と共通しますが、草や根ではなく樹皮が色材になるところが異なります。

黄檗色はどんな色なのか

黄檗色は、鮮やかさを持ちながら少し緑を感じる黄色です。鬱金色の暖かい黄、芥子色のくすんだ黄と比べると、植物の樹皮由来らしい独特の方向があります。

植物染めの黄色を比べる

日本の黄系統には、花、草、根、樹皮など異なる部位から生まれた色名があります。黄檗色を刈安色や鬱金色と並べると、同じ黄色でも材料と染色技術の違いが色名に反映されていることが分かります。

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黄檗と関係する色

代表色や、色名・文化・素材などで直接関係づけた色を表示しています。

出典・確認情報

キハダの学名・分布・内皮の鮮黄色・黄色染料用途を確認。黄檗色は既存色DB kihada-iro と関連付ける。