珊瑚の色とは?コーラル・珊瑚色と赤橙系の色
「珊瑚色」「コーラル」と聞くと、赤とオレンジ、ピンクの中間のような色を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、実際の珊瑚は一色ではなく、宝石として使われる珊瑚には濃い赤、サーモン系、淡いピンク、白など幅広い色があります。
はじめて読む方へ|まず知っておきたい基本
自然物・植物・素材などの色は、照明、表面、状態、個体差によって見え方が変わります。この記事では「実物が常に一つのHEX値になる」とは考えず、色名・見え方・文化的な表現を分けて説明します。
「珊瑚色」「コーラル」と聞くと、赤とオレンジ、ピンクの中間のような色を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、実際の珊瑚は一色ではありません。宝石として使われる珊瑚には、濃い赤、サーモン系、淡いピンク、白など幅広い色があります。
珊瑚にはどんな色がある?
GIAは、宝石珊瑚に白、クリーム、赤、オレンジ、ピンク、淡い灰紫、黒、金色など幅広い色があると紹介しています。
特に赤系では、鮮やかな濃赤から、サーモンのようなピンクオレンジ、淡い「エンジェルスキン」ピンクまで多彩です。
コーラルとはどんな色?
色名としてのコーラルは、珊瑚を連想させる赤橙〜ピンク系の色です。自然の珊瑚から着想を得た色名ですが、すべての珊瑚を一つの色に固定したものではありません。
色しるべでは、コーラル、コーラルピンク、コーラルレッドをそれぞれ確認できます。
コーラルピンクとは?
コーラルピンクは、ピンクに黄み・オレンジみを加えたような色です。一般的な青みピンクより暖かく、サーモンピンクにも近い印象を持ちます。
ただし、色名の代表値は規格やブランドによって異なるため、「コーラルピンクは必ずこのHEX」と一つに決まるわけではありません。
コーラルレッドとは?
コーラルレッドは、コーラル系の中でも赤みが強い色名です。純粋な赤よりも橙みを感じやすく、朱色や赤橙系に近い印象になる場合があります。
珊瑚の色は何で生まれる?
宝石珊瑚は、生物が作る炭酸カルシウム質の骨格を利用する有機質宝石です。GIAの研究では、ピンク〜赤系の珊瑚でポリエン系色素などが発色に関わることが示されています。
また、珊瑚の種類によって骨格の鉱物組成や色素が異なります。
白い珊瑚を赤やピンクに染めることもある
宝飾用珊瑚では、色を改善・変更するために染色処理が行われることがあります。GIAは、白い珊瑚を赤・オレンジ・ピンクなどに染める処理が知られていると説明しています。
そのため、宝石として珊瑚を購入する場合は、天然色か処理色かを確認することが重要です。
珊瑚色とサーモンピンクの違い
どちらも黄み・橙みを含むピンク系ですが、由来が異なります。珊瑚色・コーラルは珊瑚、サーモンピンクは鮭の身色に由来する色名です。
鮭の色については鮭の色とは?で詳しく解説しています。実際の色を並べたい場合は色比較が便利です。
珊瑚は海の中でいつも鮮やかな赤?
ここで注意したいのは、宝石珊瑚とサンゴ礁を作る造礁サンゴを混同しないことです。サンゴ礁のサンゴは、共生藻や色素によって褐色・緑・青・紫など多彩に見えるものがあります。
NOAAは、サンゴの骨格そのものは主に炭酸カルシウムからできていると説明しています。生きたサンゴの見た目の色と、宝石珊瑚の加工後の色名は別に考える必要があります。
まとめ|珊瑚の色は一色ではない
珊瑚には、赤・ピンク・オレンジ・白など多彩な色があります。「コーラル」はその中の赤橙〜ピンク系の印象から生まれた色名ですが、自然の珊瑚を一つのカラーコードへ固定したものではありません。
色名としてのコーラルと、宝石としての珊瑚、サンゴ礁の生きたサンゴを分けて見ると、珊瑚の色をより正確に理解できます。
主な参考資料
出典・確認情報
この記事で紹介している関連色
本文で取り上げている登録色をまとめました。実物の色には幅があるため、一つの色に固定せず見比べられる形で紹介します。








