紺色

COLOR ENCYCLOPEDIA#343D55
こんいろ

紺色

Kon-iro

紺色(こんいろ)は、藍を濃く染め重ねたような、紫みを含む暗い青色です。日本では紺屋、紺絣、剣道着、制服などと結びつき、日常生活に深く根づいた代表的な藍染系の色です。

HEX
#343D55
RGB
52, 61, 85
HSL
223.6°, 24.1%, 26.9%
CMYK参考値
38.8%, 28.2%, 0.0%, 66.7%
マンセル値
6PB 2.5/4

※ CMYKはICCプロファイルを使用しない一般的な参考換算値です。印刷条件によって値は異なります。

紺色の意味

紺色は、一般に濃い藍染の色を指し、青黒く、わずかに紫みを感じる暗い青です。コトバンクではJISの色彩規格で「暗い紫みの青」とされ、辞書では「藍の濃い色」「青黒く紫を含んだ色」と説明されています。日常ではネイビーや濃紺と近い色として扱われますが、紺色は日本の藍染文化に由来する名称であり、英国海軍制服由来のネイビーとは歴史が異なります。藍色よりさらに深く染めた印象を持つため、明度を抑えた落ち着いた青として日本の衣服や道具に広く使われてきました。

紺色の名前の由来

「紺」は古くから濃い藍系の染め色を表す漢字として使われ、日本語の紺色は藍染を濃く重ねた色から成立しました。染物屋を「紺屋」と呼ぶことからも、紺と染色の強い結びつきが分かります。藍染の色は染め重ねる回数や素材、発酵状態によって淡い水色から深い藍・紺まで変化し、その中で濃い青色が「紺」として定着しました。現在は染色方法に関係なく色名として使われますが、名称の文化的背景には日本の藍染技術があります。

紺色の歴史

藍染は日本各地で長く行われ、木綿が庶民の衣料として普及した江戸時代には紺地の着物や仕事着が身近な存在となりました。コトバンクでは、藍染を担う染物屋が「紺屋」と呼ばれ、木綿の普及とともに染物屋全体の代名詞になるほど親しまれたと説明されています。紺地に白い模様を表す紺絣も普段着として広く用いられました。近代以降も学生服、制服、作業着、剣道・弓道の袴などに紺色が残り、洋装化の後も日本の日常色として継続しています。現在のJISでは暗い紫みの青として慣用色名に整理されています。その結果、紺は伝統染色の名称であると同時に、近代の制服や工業製品にも通じる一般色名として現在まで残りました。

紺色と文化

紺色は、日本の庶民衣料、藍染、紺屋、武道、制服などと深く結びついた色です。江戸時代には藍染の木綿が全国へ広がり、丈夫で汚れが目立ちにくい紺地は仕事着や普段着にも適していました。現代でも剣道着や袴、学校・企業の制服、スーツなどで紺が多用され、真面目さや端正さを象徴する色として定着しています。また紺綬褒章の綬にも紺色が使われます。外来語のネイビーと似ていても、日本文化の文脈を語るなら紺色の方が適した場面があります。

紺色の印象・イメージ

紺色は、落ち着き、誠実、端正、重厚、知的といった印象を作りやすい色です。黒ほど無彩色的でなく、青の爽やかさをわずかに残しながら全体を引き締めます。白と合わせると清潔で伝統的なコントラストになり、生成りや茶色と組み合わせると藍染らしい自然な雰囲気になります。明るい青より目立ちすぎないため、長時間見る制服や仕事着にも馴染みやすい色です。

紺色の使われ方

ファッションではスーツ、制服、デニム、コートなどの基本色として使われ、白・グレー・ベージュ・茶系と合わせやすい色です。和装や工芸では藍染との関係を生かした配色に向き、白抜きや生成りと組み合わせると伝統的な印象になります。Webでは黒の代わりとなる濃色背景や見出しに使え、青系ブランドに落ち着きを加えられます。ネイビーと見分けたい場合は、名称ではなく代表HEXやLab値、色差を比較するのが確実です。

SOURCE COMPARISON

資料による色の違い

伝統色や歴史的な色名では、資料や規格によって代表色値が異なることがあります。色しるべでは確認済みの資料値を並べ、代表値との差をΔE00でも比較します。

資料HEXマンセル代表値との差
非公開: JIS慣用色名 公開対応表(マンセル値・RGB(16))
慣用色名一覧 No.109
#343D556PB 2.5/4ΔE00 0.00
COLOR DIFFERENCE

紺色と近い色を数値で比べる

下の「近い色一覧」とは役割を分け、ここでは近い3色について、明るさ・鮮やかさ・色相がどう違うかを比較します。

紺色
ネイビー
ネイビーとの違い

明るさは近い、鮮やかさも近い、色相はかなり近い色です。

ΔE000.00明るさ差0.000クロマ差0.000色相差0.0°
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紺色
勝色
勝色との違い

明るさは近い、鮮やかさも近い、色相も近い色です。

ΔE003.24明るさ差0.000クロマ差-0.011色相差11.6°
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紺色
プルシャンブルー
プルシャンブルーとの違い

やや明るい、鮮やかさも近い、色相も近い色です。

ΔE004.00明るさ差+0.038クロマ差+0.003色相差6.6°
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SIMILAR COLORS

紺色に近い色

CIEDE2000による色差ΔE00を使い、色しるべの登録色から近い色を表示します。

JAPANESE COLORS

紺色に近い日本の伝統色

EXPLORE DIRECTION

紺色から「もっと○○」な色を探す

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COLOR PALETTE

紺色を使った配色

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COLOR INDEX

紺色の分類

色系統
国・地域
規格・色体系
COLOR DATA

紺色の詳細な色彩データ

HEX#343D55
RGB52, 61, 85
CMYK参考値38.8%, 28.2%, 0.0%, 66.7%
HSL223.6°, 24.1%, 26.9%
HSV223.64°, 38.82%, 33.33%
CIELABL* 25.9312 / a* 3.0981 / b* -15.6422
CIELChL* 25.9312 / C* 15.9461 / h 281.20°
OKLabL 0.362521 / a -0.001259 / b -0.043419
OKLChL 0.362521 / C 0.043437 / h 268.34°
相対輝度0.047234
白とのコントラスト10.80:1
黒とのコントラスト1.94:1
マンセル値6PB 2.5/4
Lab・LChはsRGBからD65基準で算出しています。CMYKは印刷プロファイルを指定しない参考換算値です。

代表色値の出典・確認情報

該当箇所慣用色名一覧 No.109
色値確認日2026-09-08

マンセル値とRGB(16)を参照。HEXはJIS規格の公式HEXではなく、色しるべのWeb表示用代表値として採用。

この色についての補足

紺色とネイビーは近い色として使われますが、紺色は日本の藍染文化、ネイビーは英国海軍制服に由来する別の色名です。製品によっては両者がほぼ同じ色値になることもあります。

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