みかんの色とは?蜜柑色・オレンジ色との違い

みかんの色とは?蜜柑色・オレンジ色との違い

はじめて読む方へ|まず知っておきたい基本

自然物・植物・素材などの色は、照明、表面、状態、個体差によって見え方が変わります。この記事では「実物が常に一つのHEX値になる」とは考えず、色名・見え方・文化的な表現を分けて説明します。

みかんの色と聞くと、明るいオレンジ色を思い浮かべる人が多いでしょう。ただし、実物のみかんは一つのカラーコードで表せません。熟度、品種、果皮の状態、照明によって、黄緑〜黄〜橙まで幅があります。

まず結論

温州ミカンが橙色に色づく主要な色素の一つはβ-クリプトキサンチンです。一方、「蜜柑色」「オレンジ」「橙色」は色名として整理された概念です。実物の果皮色と、色名の代表HEXは分けて考える必要があります。

みかんは何色?

農研機構は、温州ミカンが橙色に色づくのは、カロテノイド色素のβ-クリプトキサンチンによると説明しています。果実が成熟する過程では、果皮の緑が弱まり、黄色〜橙色が目立つようになります。

実物のみかん=一つのHEXではありません

同じ品種でも熟度や栽培条件、表面の凹凸、光の当たり方で見え方は変わります。写真ではホワイトバランスや露出でも色が変わります。

「みかんの色」と「蜜柑色」は同じ?

完全に同じ意味ではありません。「みかんの色」は実物の果実を見たときの色で、連続的な色幅があります。「蜜柑色」は、みかんを連想させる色を色名として扱ったものです。

色名をWeb上で表示する場合にはHEXなどの代表値を置けますが、それはあくまで色名を表示するための代表値であり、すべてのみかんの果皮を測った値ではありません。

蜜柑色・オレンジ・橙色の違い

呼び方 何を指す? 色しるべでの扱い
みかんの色 実物の果皮の色 黄緑〜黄〜橙まで幅のある実物色
「蜜柑色」 みかんに由来する色名 資料ごとの差を確認して扱う。単一の公式HEXとはしない
オレンジ#EF810F色ページを見る → 一般的な橙系の色名 代表値 #EF810F
橙色#EF810F色ページを見る → 橙系の日本語色名 代表値 #EF810F

色しるべでは「オレンジ」「橙色」に同じWeb表示用代表値 #EF810F を採用しています。ただし、代表値が同じでも名称の由来や使われ方まで同一という意味ではありません。

みかんの色は熟すとどう変わる?

未熟な果実ではクロロフィル由来の緑が目立ちます。成熟に伴って緑が弱まり、カロテノイド由来の黄〜橙が見えやすくなります。ただし「緑なら必ず未熟」「濃い橙なら必ず甘い」と色だけで食味を断定することはできません。

デザインで「みかんらしさ」を出すなら

一色だけより、果皮の明るい橙、影の濃い橙、葉の緑、白いハイライトを組み合わせると、みかんらしい印象を作りやすくなります。

よくある質問

みかんがオレンジ色になるのはなぜ?

温州ミカンでは、β-クリプトキサンチンなどのカロテノイド色素が橙色の見え方に大きく関わります。

蜜柑色の公式カラーコードはありますか?

「実物のみかんの色」を一つに固定する公式HEXはありません。色名としての蜜柑色も、資料によってデジタル表現が異なる可能性があるため、出典を確認して扱う必要があります。

橙色とオレンジは違う色ですか?

日常ではほぼ同じ橙系を指すことが多い一方、色名としての来歴や資料上の定義は別に確認する必要があります。色しるべのWeb表示用代表値はどちらも #EF810F です。

参考資料

この記事で紹介している関連色

本文で取り上げている登録色をまとめました。実物の色には幅があるため、一つの色に固定せず見比べられる形で紹介します。

色比較ツールで比べる →