類似色・同系色配色とは?まとまりのある色の組み合わせ方に関係する色を使ったアイキャッチ

類似色・同系色配色とは?まとまりのある色の組み合わせ方

類似色配色は、色相環で近い色を組み合わせてまとまりを作る方法です。同系色・類似色との違い、3色の選び方、失敗しにくい明度・彩度・面積配分まで実例付きで解説します。

配色・デザイン

はじめて読む方へ|まず知っておきたい基本

この記事で出てくる基本用語を先に確認します。ここだけ押さえておけば、専門知識がなくても本文を読み進められます。

色相環とは

色相環は、赤・黄・緑・青・紫などの色相を輪のように並べ、色どうしの関係を見やすくした図です。配色を考える基本ツールのひとつです。

配色とは

配色とは、複数の色を目的に合わせて組み合わせることです。色相だけでなく、明るさ・鮮やかさ・面積・文字とのコントラストも見やすさに影響します。

色相とは

色相は、赤・黄・緑・青・紫といった「色みの種類」を表す属性です。

類似色配色は、色相環で近い位置にある色を組み合わせる配色方法です。青〜青緑〜緑、赤〜赤紫〜紫のように、色相のつながりが自然なため、統一感を出しやすいのが特徴です。

まず結論

類似色配色は「近い色を並べれば完成」ではありません。まとまりを保ちながら見やすくするには、主役色を1つ決め、明度・彩度・面積に差をつけることが重要です。同系色配色はさらに狭い範囲で、ほぼ同じ色相の明暗・鮮やかさを変えて組む方法として扱うと理解しやすくなります。

この記事の色

記事テーマを視覚的に理解するための色見本です。概念に固定の公式色がない場合は教材表示として扱います。

← 左右にスライドできます →
教材色 1#3F6682
教材色 2#DDB04F
教材色 3#70A477
教材色 4#C96567
教材色 5#7862A1

同じ色でも、面積比で印象は変わる

配色は色の選び方だけでなく、どの色をどれだけ使うかでも見え方が変わります。

主役を決める 60 / 30 / 10
均等に近づける 40 / 35 / 25
配色ラボで色を組み合わせる →

類似色配色とは?

色相環上で隣接する、または近い色相を使う配色です。たとえば青を中心にするなら、青紫・青・青緑のような組み合わせが代表例です。

配色 特徴 向いている用途
青紫・青・青緑 涼しさと統一感 Web、資料、爽やかなビジュアル
赤・赤橙・橙 温かく活動的 食品、イベント、告知
黄・黄緑・緑 自然・軽快 環境、教育、健康

類似色と同系色の違い

用語の使い方は資料によって多少異なりますが、実務では次のように分けると分かりやすくなります。

考え方 色相の範囲 例
類似色配色 近い複数の色相 青+青緑+緑
同系色配色 ほぼ同じ色相を中心 濃い青+青+淡い青

失敗しにくい3色の選び方

  1. 中心色を1色決める:ブランド色や主役にしたい色を基準にする
  2. 左右の近い色を選ぶ:色相環で近い色から2色を選ぶ
  3. 明度か彩度に差をつける:3色を同じ強さにしない
  4. 面積比を変える:主役・補助・アクセントの役割を分ける
60・30・10は絶対ルールではありません

「主役60%・補助30%・アクセント10%」は配色を考える目安としてよく使われますが、固定ルールではありません。重要なのは、すべての色を同じ面積・同じ強さにしないことです。

類似色配色が地味になるときの改善方法

  • 一番明るい色と一番暗い色の差を大きくする
  • 1色だけ彩度を高くしてアクセントにする
  • 白・黒・グレーなど無彩色を入れて区切る
  • 文字色は背景とのコントラストを優先する

Webや資料では「似すぎ」に注意

類似色は統一感が出る反面、ボタン・リンク・背景・見出しまで近い色にすると、情報の優先順位が分かりにくくなることがあります。装飾は類似色でまとめても、文字や操作要素には十分な明暗差を確保するのが安全です。

よくある質問

類似色は何色使うのがいいですか?

2〜3色から始めると整理しやすくなります。色数を増やす場合も、主役色を明確にするとまとまりやすくなります。

類似色配色はおしゃれに見えますか?

まとまりは作りやすいですが、色が近すぎると単調にもなります。明度・彩度・面積差をつけることが重要です。

同系色とグラデーションは同じですか?

同じではありません。同系色配色は複数色の組み合わせ、グラデーションは色同士を連続的につなぐ表現です。