「腹黒い」とは?なぜ黒い?意味と黒を使う比喩表現
「腹黒い」は、心に悪だくみを持っている、陰険で意地が悪いという意味の言葉です。
はじめて読む方へ|まず知っておきたい基本
「腹黒い」の意味と古い用例を辞書資料から解説。なぜ「腹」と「黒」で悪だくみを表すのか、平安時代の用例、腹黒・腹が黒いとの関係、黒を使う比喩表現も紹介します。
「腹黒い」は、心に悪だくみを持っている、陰険で意地が悪いという意味の言葉です。
記事テーマを視覚的に理解するための色見本です。概念に固定の公式色がない場合は教材表示として扱います。
#3F6682#DDB04F#70A477#C96567#7862A1色としての黒そのものが悪いという意味ではなく、「腹=心の内側」「黒=悪い・よこしま」という比喩が組み合わさった表現として使われています。
腹黒いの意味
『デジタル大辞泉』は「腹黒い」を、心に何か悪だくみを持っている、陰険で意地が悪いことと説明しています。
『精選版 日本国語大辞典』でも、心がねじけ、心中に悪巧みを持っている意味とされています。
「腹」は何を表している?
日本語では「腹」が、身体の腹部だけでなく、人の本心・内心を表す比喩として使われます。
- 腹を割って話す
- 腹を探る
- 腹に一物ある
「腹黒い」も、外から見えない心の内側について述べる表現です。
なぜ「黒」が悪い意味になる?
日本語では、黒が不正・悪・疑いなどの比喩に使われることがあります。「黒幕」「黒星」「黒い噂」などもその例です。
ただし、黒という色そのものに普遍的に悪い意味があるわけではありません。「黒字」のように肯定的な意味になる言葉もあります。
「腹黒い」は古い言葉?
『精選版 日本国語大辞典』では、「腹黒い」の古い用例として平安時代の『蜻蛉日記』(974年ごろ)が挙げられています。
つまり、腹黒いという表現は現代の俗語ではなく、非常に長い歴史を持つ日本語です。
「腹黒」と「腹が黒い」
「腹黒」は、腹黒いこと、その人やその性質を指す名詞・形容動詞として使われます。「腹が黒い」も、心がねじけ悪事をたくらむ性質を表す表現です。
黒を使った比喩表現
- 黒幕:裏で物事を動かす人物
- 黒星:敗北
- 黒字:利益が出ている状態
- 白黒つける:是非や勝敗を明確にする
色を使った日本語は色を使った言葉一覧でもまとめています。
まとめ|腹黒いは「心の内側が黒い」という古い比喩
腹黒いは、心に悪だくみを持っている、陰険であることを表す言葉です。「腹」は内心、「黒」は悪や不正の比喩として組み合わされています。
平安時代の用例も確認されており、日本語の色比喩の中でも歴史の長い表現です。











