菱餅の色の意味|桃・白・緑の由来とひな祭りの色文化
ひな祭りの菱餅は、桃色・白・緑の3色を重ねたものがよく知られています。農林水産省は、この3色について、緑は健康、白は清浄、桃色は魔除けを意味するといわれることを紹介しています。
はじめて読む方へ|まず知っておきたい基本
ひな祭りの菱餅に使われる桃色・白・緑にはどんな意味があるのか、農林水産省の資料を基に解説。桃・雪・新芽を表す春の景色、健康・清浄・魔除けという伝承、地域差も紹介します。
ひな祭りの菱餅は、桃色・白・緑の3色を重ねたものがよく知られています。農林水産省は、この3色について、緑は健康、白は清浄、桃色は魔除けを意味するといわれることを紹介しています。
記事テーマを視覚的に理解するための色見本です。概念に固定の公式色がない場合は教材表示として扱います。
#C94E55#DAA33F#5A9B67#4D83A9#765A9Dまた、下から緑・白・桃色と重ねることで、「大地・雪・桃の花」という春の景色を表すという説明もあります。
菱餅の3色は何色?
地域や時代によって色数・並びに違いがありますが、現代ではこの3色の菱餅が代表的です。
緑の意味|健康・新芽・大地
農林水産省は、緑の餅には厄除けの力があるとされたヨモギを使うことから「健康」を表すという説を紹介しています。
別の説明では、緑を木の芽・大地に見立て、雪の下から芽吹く春の生命力を表します。
白の意味|清浄・雪
白には「清浄」の意味があるとされます。農林水産省の資料では、かつて白い餅に菱の実を使ったことにも触れています。
三色を春景色に見立てる場合は、白は冬の名残である「雪」を表します。
桃色の意味|魔除け・桃の花・生命
桃色は、魔除けを意味するとされる色です。農林水産省は、桃色の餅にクチナシの実を使う説明や、桃の花・生命を表すという説明を紹介しています。
ひな祭りが「桃の節句」と呼ばれることもあり、桃色は行事全体を象徴する色の一つになっています。
色の順番にも意味がある?
下から緑・白・桃色と重ねる菱餅については、緑を大地、白を雪、桃色を桃の花に見立て、「雪の下から新芽が芽吹き、その上に桃の花が咲く」という春の訪れを表すと説明されます。
一方、資料や地域によって上から赤・白・緑と説明される例や、五色・七色の菱餅もあります。色順に唯一の全国共通ルールがあると断定しない方が正確です。
菱形にはどんな意味がある?
農林水産省は、菱形のモチーフを繁殖力の強いヒシの実と結びつけ、子孫繁栄や長寿への願いを込める説明を紹介しています。
菱餅は「色」だけでなく、形・材料・重ね方まで含めて、春と健やかな成長を願う行事食になっています。
まとめ|桃・白・緑で春と成長を表す
菱餅の代表的な3色には、桃色=魔除け・桃の花、白=清浄・雪、緑=健康・新芽という意味が語られています。
ただし由来には複数の説明や地域差があります。ひな祭りの色文化として、伝承の幅も含めて楽しむのがよいでしょう。











