深緑

COLOR ENCYCLOPEDIA#005638
ふかみどり

深緑

Deep Green

深緑(ふかみどり)は、その名のとおり濃く深い緑を表す色名です。古代の服制にも登場する歴史を持ち、常緑樹の葉のような重厚な緑として使われます。

HEX
#005638
RGB
0, 86, 56
HSL
159.1°, 100.0%, 16.9%
CMYK参考値
100.0%, 0.0%, 34.9%, 66.3%
マンセル値
5G 3/7

※ CMYKはICCプロファイルを使用しない一般的な参考換算値です。印刷条件によって値は異なります。

深緑の意味

深緑は、明度を抑えた濃い緑を表す日本語の色名です。JISの慣用色名でも「こい緑」とされ、常磐色、松葉色、千歳緑などの深い緑系和色と近い領域にあります。黄緑の軽さや若草色の明るさとは対照的に、成熟した樹木や深い森を思わせる重みがあります。単に色の濃淡を示す一般語としても使われますが、古い服制に関係する色名として歴史的な背景も持っています。

深緑の名前の由来

名称は「深い緑」という見た目を直接表したものです。「深」は色が濃い、暗い、重いことを示し、「緑」は草木の葉に代表される色を表します。古代の色名では「深」と「浅」を用いて同系色の濃淡を区別する例があり、深緑と浅緑もその対になる呼称として理解できます。染料や特定の植物名そのものではなく、緑の濃さを階層的に表した名称である点が特徴です。

深緑の歴史

色名辞典では、8世紀に施行された養老令の朝服の規定で、深緑が六位の色、浅緑が七位の色とされたと説明されています。古代の服制では色が身分を示す重要な要素であり、深緑は単なる好みの色ではなく制度的な意味も持っていました。その後は官位色としての機能から離れ、濃い緑を表す一般的な色名・染色名として使われ続けます。近代にはJIS慣用色名の一つとして整理され、現代でも自然や落ち着きを表す基本的な深色として定着しています。

深緑と文化

深緑は、森、常緑樹、庭園、深山など、日本の自然景観と結びつきやすい色です。また、古代の官位色の歴史を持つため、和装や歴史作品で使うと単なるダークグリーンより文化的な奥行きを出せます。寺社、茶室、木工、和紙などの素材とも相性がよく、朱や金と組み合わせると伝統的で格式ある配色になります。現代では学校色、制服、スポーツ、環境分野でも落ち着いた緑として使われます。

深緑の印象・イメージ

安定、成熟、静けさ、自然、格式を感じさせやすい色です。暗い緑は心理的に落ち着きを作りやすい一方、面積が広すぎると重く閉じた印象にもなります。白や生成りと合わせると端正に、木の茶色やベージュと合わせると自然に、金・朱・茜のような暖色を加えると和の重厚さが強まります。

深緑の使われ方

和装、歴史文化系のデザイン、旅館・飲食店、森林・環境分野、アウトドア、学校・団体のシンボルカラー、パッケージなどに使いやすい色です。Webでは背景色としても使えますが、黒文字とのコントラストが不足しやすいため、白や淡色の文字を合わせる設計が基本です。明るい緑をアクセントにすると同系色で奥行きを出せます。

SOURCE COMPARISON

資料による色の違い

伝統色や歴史的な色名では、資料や規格によって代表色値が異なることがあります。色しるべでは確認済みの資料値を並べ、代表値との差をΔE00でも比較します。

資料HEXマンセル代表値との差
非公開: JIS慣用色名 公開対応表(マンセル値・RGB(16))
慣用色名一覧 No.83
#0056385G 3/7ΔE00 0.00
COLOR DIFFERENCE

深緑と近い色を数値で比べる

下の「近い色一覧」とは役割を分け、ここでは近い3色について、明るさ・鮮やかさ・色相がどう違うかを比較します。

深緑
萌葱色
萌葱色との違い

明るさは近い、鮮やかさも近い、色相も近い色です。

ΔE003.21明るさ差-0.007クロマ差-0.010色相差7.2°
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深緑
エバーグリーン
エバーグリーンとの違い

やや暗い、鮮やかさも近い、色相はかなり近い色です。

ΔE004.80明るさ差-0.049クロマ差-0.009色相差3.7°
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深緑
パイン
パインとの違い

やや明るい、鮮やかさも近い、色相差は約13.5°色です。

ΔE005.77明るさ差+0.032クロマ差-0.003色相差13.5°
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SIMILAR COLORS

深緑に近い色

CIEDE2000による色差ΔE00を使い、色しるべの登録色から近い色を表示します。

JAPANESE COLORS

深緑に近い日本の伝統色

EXPLORE DIRECTION

深緑から「もっと○○」な色を探す

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COLOR PALETTE

深緑を使った配色

OKLChを基準に機械的に生成した配色候補です。実際の用途や文字の読みやすさに合わせて調整してください。

COLOR INDEX

深緑の分類

色系統
国・地域
規格・色体系
COLOR DATA

深緑の詳細な色彩データ

HEX#005638
RGB0, 86, 56
CMYK参考値100.0%, 0.0%, 34.9%, 66.3%
HSL159.1°, 100.0%, 16.9%
HSV159.07°, 100.00%, 33.73%
CIELABL* 31.6712 / a* -30.9675 / b* 11.2113
CIELChL* 31.6712 / C* 32.9345 / h 160.10°
OKLabL 0.400292 / a -0.084012 / b 0.028380
OKLChL 0.400292 / C 0.088676 / h 161.33°
相対輝度0.069411
白とのコントラスト8.79:1
黒とのコントラスト2.39:1
マンセル値5G 3/7
Lab・LChはsRGBからD65基準で算出しています。CMYKは印刷プロファイルを指定しない参考換算値です。

代表色値の出典・確認情報

該当箇所慣用色名一覧 No.83
色値確認日2026-09-08

マンセル値とRGB(16)を参照。HEXはJIS規格の公式HEXではなく、色しるべのWeb表示用代表値として採用。

この色についての補足

常磐色・松葉色・千歳緑など近い色名と混同しやすいですが、深緑は「濃い緑」という濃淡概念と古代服制の背景を持ちます。色値だけでなく由来も確認してください。

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