プレゼン・資料の配色|見やすい色と文字・背景の組み合わせに関係する色を使ったアイキャッチ

プレゼン・資料の配色|見やすい色と文字・背景の組み合わせ

プレゼン資料の配色は、色数を増やすより文字と背景のコントラスト、見出し・本文・強調の役割分担が重要です。W3Cのコントラスト基準も参考に、見やすいスライド配色を解説します。

配色・デザイン

はじめて読む方へ|まず知っておきたい基本

この記事で出てくる基本用語を先に確認します。ここだけ押さえておけば、専門知識がなくても本文を読み進められます。

配色とは

配色とは、複数の色を目的に合わせて組み合わせることです。色相だけでなく、明るさ・鮮やかさ・面積・文字とのコントラストも見やすさに影響します。

コントラストとは

コントラストは、文字と背景など2つの要素の見え方の差です。デザインでは印象だけでなく、文字の読みやすさやアクセシビリティにも関わります。

プレゼン資料の配色では、「おしゃれな色」を探すより先に、読めること・情報の優先順位が分かることが重要です。色は装飾ではなく、見出し・本文・強調・分類を伝えるために使います。

まず結論

基本は背景1色+文字1色+アクセント1〜2色。本文と背景は十分な明度差を取り、強調色を使う場所を絞ります。W3C WCAGでは、通常サイズの文字に対して4.5:1以上のコントラスト比が基準の一つとして示されています。

この記事の色

記事テーマを視覚的に理解するための色見本です。概念に固定の公式色がない場合は教材表示として扱います。

← 左右にスライドできます →
教材色 1#3F6682
教材色 2#DDB04F
教材色 3#70A477
教材色 4#C96567
教材色 5#7862A1

同じ色でも、面積比で印象は変わる

配色は色の選び方だけでなく、どの色をどれだけ使うかでも見え方が変わります。

主役を決める 60 / 30 / 10
均等に近づける 40 / 35 / 25
配色ラボで色を組み合わせる →

プレゼン配色の基本構成

役割 おすすめ 注意
背景 白・オフホワイト・濃紺など 本文と十分な差をつける
本文 黒・濃グレー・白 薄いグレー文字を避ける
見出し 本文より強い色 色だけで階層を作らない
アクセント 1〜2色 使いすぎない
グラフ 区別できる複数色 色だけで系列を識別させない

まず背景と文字を決める

白背景なら濃い文字、濃色背景なら白〜明るい文字が基本です。薄いグレー文字や、鮮やかな色同士の組み合わせは、プロジェクターや明るい会場で読みにくくなることがあります。

W3Cのコントラスト基準

WCAG 2.2のSuccess Criterion 1.4.3では、通常サイズの文字で4.5:1以上、大きな文字で3:1以上のコントラスト比が基準として示されています。プレゼン資料はWebページとは用途が違いますが、読みやすさを確認する目安として参考になります。

会場では画面よりコントラストが落ちることがある

プロジェクター、照明、スクリーン、視聴距離によって見え方が変わります。PC画面だけで完成とせず、少し厳しめのコントラストで設計する方が安全です。

強調色は1〜2色に絞る

赤・青・黄・緑をすべて強調に使うと、どこが重要か分からなくなります。重要数字、結論、CTAなど、意味ごとに色を固定すると読み手が迷いません。

グラフは色だけで区別しない

色覚特性やモノクロ印刷を考えると、棒・線・系列は色だけでなく、ラベル、線種、マーカー、直接注記などを併用する方が安全です。

使いやすい配色例

よくある質問

プレゼンは何色くらい使えばいいですか?

背景・文字・アクセントを含め3〜4色程度から始めると整理しやすいです。必要ならグラフ用の系列色を追加します。

黒背景と白背景はどちらが見やすいですか?

会場・照明・内容によります。明るい会場では白背景、暗い会場では濃色背景が見やすい場合があります。最終環境で確認してください。

強調文字は赤にすべきですか?

必須ではありません。周囲との差が十分あり、意味を一貫させられるアクセント色なら他の色でも構いません。

参考資料