Ming Ronnier Luo
Ming Ronnier Luo
浙江大学 College of Optical Science and Engineering/Chair Professor
公開論文・研究資料を色しるべ側で整理した研究環境です。研究者本人による監修・推薦・公式見解を示すものではありません。論文の結果と、色しるべ側の分析・可視化は区別して扱います。
研究者プロフィール
Ming Ronnier Luoは、色の見えモデル、色差評価、均等色空間、色再現、画像・表示系の色彩科学で国際的に活動する研究者です。CAM16/CAT16/CAM16-UCSの提案・発展に関わり、CIEのColour and Vision分野でも長く活動してきました。2026年時点でも浙江大学で色の見え研究・応用に携わっています。
研究テーマ
公開研究から見える主な研究軸
・CAM16:観察条件に依存した色の見え属性の予測
・CAT16:色順応変換
・CAM16-UCS:色差評価に使う均等色空間
・色差:知覚差と測色差の対応
・色再現:表示・印刷・HDR・クロスメディアの色再現
研究方法・実験条件を見る
・XYZと白色点、背景輝度、順応輝度から色の見え属性を計算
・CAT16による色順応変換
・CAM16のJ/C/h/M/s/Q等の知覚属性相関量
・CAM16-UCS等による均等色空間・色差評価
・HDR、表示、印刷、クロスメディア画像の色再現評価
色しるべでは、この研究をどう使うか
色しるべでは、Luo研究を『XYZだけでは表せない観察条件依存の色の見え』と『知覚差を扱う均等色空間』をつなぐResearcher Lensとして使います。納谷Lensが色順応・対応色・歴史的な色の見えモデルを補強するのに対し、Luo LensではCAM16/CAT16/CAM16-UCSを中心に現代的な色外観・色差評価へ接続します。
主要論文・研究資料
Commission Internationale de l'Éclairage (CIE) / 2022 / DOI 10.25039/TR.248.2022
出典を確認 →Changjun Li; Zhiqiang Li; Zhifeng Wang; Yang Xu; Ming Ronnier Luo; Guihua Cui; Manuel Melgosa; Michael H. Brill; Michael Pointer / 2017 / DOI 10.1002/col.22131
出典を確認 →Ming Ronnier Luo; Guihua Cui; Changjun Li / 2006 / DOI 10.1002/col.20227
出典を確認 →Xinye Shi; Ming Ronnier Luo; Yuechen Zhu / 2025 / DOI 10.1002/col.22972
出典を確認 →研究条件を横断比較する
論文タイトルだけでなく、何を問い、何を刺激にし、どんな条件を比較し、どこまで言えるのかを並べて確認します。
| 年 | 研究 | 研究課題 | 刺激・観察者 | 操作条件 | 主要結果 | 色しるべでの利用 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022 | CIE 248:2022|The CIE 2016 Colour Appearance Model for Colour Management Systems: CIECAM16 Source → | 関連色の観察条件が変わるとき、XYZ三刺激値から知覚属性相関量へどのように変換し、色の見えを予測するか。 | 写真プリントや自発光ディスプレイなど、関連色として知覚される色刺激。 CIE技術報告としてCAM16のモデル構造・適用を整理。単一の新規被験者実験ではない。 |
CIE 1931標準観察者、白色点、順応輝度、背景相対輝度、surround条件などを入力し、色の見え属性相関量を算出。 | CIECAM16をCIECAM02の後継として整理し、関連色の色管理用途に対する色の見えモデルとして提示。CIECAM02より簡潔な構造を保ちながら予測性能を維持する。 | Color Appearance Model Labの基準Source。XYZだけでなくViewing Conditionsを入力し、J/C/h/M/s/Qを計算する際のCIE側の根拠として利用。 |
| 2017 | Li et al. 2017|Comprehensive color solutions: CAM16, CAT16, and CAM16-UCS Source → | CIECAM02の数値的・構造的問題を改善しつつ、同等以上の視覚データ予測性能を保つ色の見えモデルと色順応変換、均等色空間を構築できるか。 | 複数の既存視覚データセット、色の見え・色順応・色差評価条件。 既存の視覚実験データとモデル性能比較を中心とするモデル開発研究。 |
色順応と輝度順応を同一空間で扱うCAM16構造、CAT16、CAM16-UCSを提案し、CIECAM02/CAT02/CAM02-UCSと比較。 | CAM16はCIECAM02の既知の計算上の問題を避け、より簡潔な構造で視覚データ予測性能を維持または改善した。CAT16とCAM16-UCSも合わせて提案された。 | CAM16 forward calculation、CAT16の位置づけ、CAM16-UCSによる色差評価を同一研究環境へ接続する主要Evidence。 |
| 2006 | Luo, Cui & Li 2006|Uniform colour spaces based on CIECAM02 colour appearance model Source → | CIECAM02を基礎に、大小さまざまな知覚色差をより均等に表現できる色空間を構成できるか。 | 昼光照明下およびA光源下の大小色差データセット。 既存の色差知覚データセットを用いたモデル比較・適合。 |
CIECAM02のJ、M、hを基礎にCAM02-LCD/SCD/UCSへ変換し、用途ごとの色差データに対する性能を比較。 | CAM02-LCD/SCD/UCSを提案し、CIECAM02を色差評価に使える均等色空間へ拡張した。CAM02-UCSは幅広い色差規模を扱う汎用空間として設計された。 | CAM16-UCSへ至る系譜を示すEvidence。色の見え属性から均等色空間・色差へ移る考え方を研究者比較で使う。 |
| 2025 | Shi, Luo & Zhu 2025|Applying Color Appearance Model CAM16-UCS in Image Processing Under HDR Viewing Conditions Source → | 高ダイナミックレンジ観察条件の画像処理で、CAM16-UCSを色の見えと色差の表現に利用できるか。 | HDR表示・画像処理に関わる色刺激と高輝度観察条件。 2025年の画像処理・色外観応用研究。詳細な観察者条件は原論文を参照。 |
HDR viewing conditions下でCAM16-UCSを画像処理へ適用し、従来条件から拡張した色外観・色差表現を検討。 | CAM16-UCSを現代のHDR表示・画像処理条件へ応用する研究例を示し、色外観モデルが実画像処理へ接続され続けていることを示す。 | Color Appearance Model Labの『標準条件のCAM16計算』と、『HDR等では追加条件・拡張研究が必要』という境界を示す近年Evidence。 |
この研究レンズにつながる色しるべ
この研究レンズを使うときの注意
このResearcher Lensは公開論文・CIE技術報告・学会資料を色しるべ側で整理したもので、本人の監修・推薦を示すものではありません。CAM16は関連色の観察条件を前提とするモデルで、すべての視覚状況や個人差を直接予測するものではありません。CAM16-UCSの色差も、入力条件とモデル仮定に依存します。








